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浴室の工法の種類について①

 

浴室リフォームを検討し始めると、ユニットバス、在来工法、ハーフユニットというワードを聞くかと思います。
なんとなく知っているようで知らない、そんな方も多いのではないでしょうか。

浴室は工法ごとにその特徴が違ってきます。
今回は、それぞれの特徴やメリット、デメリットの違いについてご紹介します。

 

 

ユニットバスの特徴やメリット・デメリットについて

浴室リフォームで多くの人に選ばれているのがユニットバスです。
システムバスと言われることもあり、現在の浴室リフォームの主流な工法となります。

ユニットバスは、工場で作られた、浴槽・壁・天井・床などのそれぞれのパーツを1セットにして、

設置する現場で組み立てていくものです。

混同されがちなのが、アパートなどの賃貸物件やホテルなどで使われるユニットバスです。
こちらの場合は、浴室内に浴槽とトイレがあるものとして認識されていることが多いですが、

本来のユニットバスの意味は、

1セットになったパーツを組み立てると浴室が完成する」という浴室の工法のことなのです。

 

 

ユニットバスのメリット

・水漏れに強い

ユニットバスは、床や壁が一体化されています。
箱のような形で組み立てられるので、隙間が少ない事が特徴です。

そのため、防水性が高いのが大きなメリットとなります。
隙間に水が入り込んで、住宅の木部に水漏れが発生する心配があまりいらない工法です。

隙間が少ない分、断熱性も発揮するので、寒い浴室に不満を感じている人へもおすすめの浴室となります。

 

・短い工期と少ない費用でストレス軽減

浴室リフォームをしている間にお風呂に入れないのはストレスになるかと思います。
ユニットバスは、工場から運び込まれた部材を組み立てるだけなので、

リフォーム工事は在来工法と比べると短期間で終わるのです。

また、工期が短い分、費用が抑えられるというメリットもあります。

 

・バリエーションが豊富

各メーカーからさまざまな商品が発売されています。
時代とともにデザインも洗練されてきており、豊富な種類の中から予算や好みに合ったものを選ぶ事ができます。

また、浴室と脱衣所の段差の解消、浴槽のまたぎやすさなど安全面に配慮したデザインも多数見られます。
高齢者や子どもとの暮らしでも取り入れやすいのが魅力となります。

 

・お手入れしやすい

壁にタイルを使用する在来工法だと、目地の黒カビが不衛生で見た目も悪くなりがちです。

一度発生した黒カビを掃除するのは至難の業ですよね。
しかし、ユニットバスはそもそもカビが発生しにくい素材を使用しているので安心です。

また、床は水はけがよくなる工夫がされており、浴室全体も抗菌素材などが取り入れられているのも魅力的です。
お手入れがスムーズなので家事が時短できるメリットがあります。

 

・誰にでも使いやすい設計

脱衣場と洗い場との段差を無くしたり、またぎやすい高さの浴槽、滑りにくく加工された床など、

お子さんからご高齢者まで安心して使える設計が魅力となります。
浴室自体がかなり保温性があり暖かいため、

ヒートショックの被害が懸念される高齢者がいらしても寒い季節も安全に入浴していただけます。

 

 

ユニットバスのデメリット

・決まったデザインや素材から選ばなければならない

各メーカーから発売されている商品の中から、住宅に合ったサイズを選ばなければなりません。

好みのデザインがないこともあり、個性的なこだわりの浴室にしたい人には不向きかもしれません。

 

・浴室が狭くなることもある

リフォーム前の浴室がユニットバスなら、入れ替えるだけなので広さに変化はありませんが、

元が在来工法の浴室の場合は、入れ替え予定のサイズに合わせると狭くなる可能性もあります。

 

 

次回も引き続き、浴室の工法の種類についてご紹介していきます。

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