浴室の工法の種類について②
前回に引き続き、浴室の工法の種類についてご紹介します。
在来工法の特徴やメリット・デメリットについて
在来工法は、昔からある工法でかつての日本の一般住宅でよく見られました。
現地の間取りサイズに合わせながら、床や壁、天井、浴槽を一から作り上げていく工法の事です。
在来と聞くと古いイメージを持つかもしれませんが、我が家だけのオリジナル空間にしたい、という希望も叶えられます。
自分好みの浴室にできる工法です。
在来工法のメリット
・オリジナルの浴室が完成
箱状のユニットバスと違い、規格にこだわらないお風呂づくりが可能です。
オーダーメイドで、状況に合せて作ることができるので、
こだわりのある人におすすめの工法となります。
・変わった素材も取り入れ可能
ユニットバスで実現できない木製のお風呂なども取り入れることができます。。
また、浴室一面をガラス張りにしたり、岩場を作ったりと個性あふれる空間も実現できますよ。
・自由なサイズの浴室が作れる
ユニットバスと違って、決められたサイズのなかから選ぶわけではないので、
浴室の形状も自由に決められ、現場の状況に合せた自由なサイズの浴室が作れます。
在来工法のデメリット
・工事費用が高めになる
現場の状況に合わせて工事が進められますが、それぞれの工程に適した職人が入れ替わりで作業します。
手間がかかるので費用が高めになり、工事期間も長めになってきます。
・防水性が劣る
在来工法では、経年劣化によってタイルや目地のひび割れが起こりやすくなります。
外部に水分が漏れ出すと木材が腐りやすくなるので、家の構造にも影響が出る可能性があります。
また、階下への漏水のリスクもあるので、2階に在来工法の浴室を設置するのは不向きです。
この工法では、防水対策を念入りに行う必要があります。
ハーフユニットの特徴やメリット・デメリットについて
近頃耳にするようになったのがハーフユニットという工法です。
日本で古くからなじみのある在来工法、
そして現在主流になっているユニットバスのそれぞれのメリットを融合させた注目の工法となります。
ハーフユニットは、言葉どおり「半分だけユニットバス」のことです。
浴槽の立ち上がり部分から下の壁、床、浴槽が一体化されています。
ハーフユニットのメリット
・窓の位置や大きさを自由にできる
浴槽から上の部分の壁や天井、窓などについては自分仕様にカスタマイズができます。
また、窓の大きさを自由にしたり、壁の高さや形状を変えることも可能です。
オリジナル感満載のこだわった浴室プランが実現できます。
・在来工法と比較すると防水性に優れている
水漏れリスクが高い在来工法に比べると、防水性が高いのがハーフユニット工法です。
浴槽の立ち上がり部分までが一体になっているので、在来工法で不安だった防水性も解消できます。
ただし、ユニットバスと比較すると少し劣ってしまうところは理解しておきましょう。
また、在来工法では難しかった2階の浴室にも取り入れできる工法となります。
ハーフユニットのデメリット
・選択肢が少なめ
ユニットバスと比較すると商品のラインナップが少ないです。
取り扱っているメーカーが販売している中から選ぶ必要があります。
・上部分の湿気が気になることも
浴槽から下の部分は水漏れしにくくメンテナンスしやすい特徴があります。
しかし、それよりも上の部分は在来工法と同じように湿気対策に気を付ける必要があります。
お手入れ不足や入浴後の乾燥が不十分だと、カビや汚れが目立ってしまいます。
浴室は個室になっているので、体を洗う目的以外にもリラックスして過ごすためのスペースにもなりますよね。
予算だけにこだわると、くつろげない空間となり結果的に後悔する可能性もあるので
快適さやこだわりポイントなど、慎重に検討する事が大切です。
ご家庭にあった最適な浴室作りをしましょう。
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